お正月の定番と言えば箱根駅伝ですよね。
選手の数だけドラマがあり、毎年日本中に涙と勇気を与えてくれるのが箱根駅伝です。
箱根駅伝は関東陸上連盟が主催しているので関東の大学しか参加ができない、いわば地方大会でしかありません。
全国大会として全日本大学駅伝などもあるにも関わらず箱根駅伝がこれほどまでになぜ人気を集めているのでしょうか。
また将来的には全国化させるといった話も出ているようですが、今後箱根駅伝はどうなっていくのでしょうか。
そこで、箱根駅伝がなぜこれほど人気があるのか、将来的に本当に全国化されるのかについてまとめていきたいと思います。
箱根駅伝はなぜ人気があるのか?
「全日本大学駅伝」、「出雲駅伝」、「箱根駅伝」の3つの駅伝大会は学生三大駅伝大会と呼ばれています。
その中でもやはりずば抜けて箱根駅伝の知名度が高いように感じています。
冒頭でも説明した通り、箱根駅伝は関東陸上連盟が主催となって開催している学生駅伝大会なので、あくまでも関東の大学しか参加することができません。
全日本大学駅伝や出雲駅伝は日本全国の大学が参加している中で、なぜこんなにも箱根駅伝に人気が集まっているのでしょうか?
箱根駅伝が人気の理由
全国の大学が参加する全日本大学駅伝、出雲駅伝に並び関東大会でしかない箱根駅伝がなぜこれほどまでに人気をあるめているのかについて、まとめていきます。
ダントツで距離が長い
箱根駅伝は東京・大手町~箱根・芦ノ湖までの往復総距離約217kmあるのに対して、全日本大学駅伝の総距離約107km、出雲駅伝約45kmをはるかに上回る距離となっています。
一人当たりの距離も長く、箱根駅伝は最短で20.8kmに対して全日本大学駅伝は最短9.5km、出雲駅伝は最短で5.8kmとなっています。
同じ学生三大駅伝大会でも、1区間の距離にこれほどまでの差があります。
一人で走る区間が長ければ長いほど、途中でトラブルが起こる可能性があったりとそれだけドラマが生まれる可能性があります。
また、長時間走っている選手を見ていると、視聴者側としても気づかないうちに応援していたりなんてこともありますよね。
また交通規制をおこなっていることから、トップと一定以上の差がついてしまうと、繰り上げスタートになってしまうこともあり、必死につないできた襷を次の仲間につなげず、泣き崩れてしまう選手の姿を見て涙を流してしまう視聴者も少なくありません。
距離が長いことで、トラブルが発生したりすることもあり、視聴者側が感情移入しやすい環境が出来上がっていることが箱根駅伝の人気につながっていいると言えます。
コースが過酷
1区間あたりの平均距離が20kmを超えており、また区間によっては平坦な区間もありますが、箱根駅伝という名前の通り、箱根の山を登っていく区間もあります。
テレビでも「山の神」といったワードを聞くことがありますよね。
山の神と称される第5区を走破した山登りのスペシャリストが何人もいたりします。
山登りの第5区はあまりの過酷さから途中で故障をしてしまい棄権をしてしまったりといったことが何度もあります。
過酷な分だけドラマが生まれるので、視聴者がテレビにくぎ付けにされてしまうのです、
年始に開催される
箱根駅伝は毎年年始の1月2日、3日の2日間に分かれて放送されていて、日本では年末年始は自宅や実家で過ごす人が多く、テレビの視聴率がかなり上がります。
そのため、大学側としても結果を残すことができれば、入学希望者数を増やすこともができるので全国各地から優秀な選手や監督を集められており、関東大会と言えどもかなり、レベルの高いマラソン内容となっていることも箱根駅伝が人気となっている要因となっています。
実際に関東の強豪校からは毎年多くの選手がプロとして排出されています。中には箱根駅伝で活躍されていた選手がオリンピックにも出場されていたりもします。
日本人はマラソン好き
日本人はマラソンといった長距離走が好きで、個人ではなくチームで取り組む戦いが注目されがちです。
また高校野球でも同じことが言えますが、プロスポーツでないことが人気になっている要因とも言えます。
プロとなるとどうしても遠い存在のように感じてしまいますが、学生といった、身近で、場合によってはじぶんの子供くらいの世代が頑張っている姿を見ているとついつい応援したくなってします親心なんかもあったりするのではないでしょうか。
無名の選手が仲間のために必死に頑張っている姿を見ていると自然と共感してしまうのは自然なことですよね。
箱根駅伝は将来的に全国化される?
先ほどからお伝えしているように箱根駅伝はほかの学生三大駅伝大会とは異なり関東大会というあくまでも地方大会でしかありません。
しかし、あまりの人気であることからも、全国大会化していこうといった話も出ているようです。
最有力候補として、第100回大会を記念して全国大会化させようといった議論が現在進んでいるそうです。
2022年大会が第98回大会となるので順当にいけば2024年大会から箱根駅伝が全国大会化されるかもしれません。
もちろん、関東陸上連盟は猛反対をしていますが、ほかの地方の陸上連盟からすると日本一メジャーと言える駅伝大会に出場したくないなんて考えるはずがありません。
全国大会化に向けての議論は新型コロナの影響もあり、いったんは沈静化してしまっていますが第100回大会まで期間も限られているので、議論が再燃することは間違いないでしょう。
しかし、忘れてはいけないことは駅伝の主役は選手である学生たちであることです。
選手たちはそれぞれ、仲間のために死力を尽くしチームで優勝するために努力をして、大会当日を迎えています。
箱根駅伝が全国大会化すればより多くの大学や選手たちにチャンスが与えられ、また、より高いレベルのマラソン大会となることでさらに多くのドラマが生まれることは間違いないでしょう。
まとめ
箱根駅伝がほかの駅伝大会と比べてなぜ人気があるのか、本当に今後箱根駅伝が全国化されるのかについてまとめさせていただきました。
ほかの大会よりもルールが厳しかったり、過酷なコースを走り抜ける必要があることでより多くの視聴者の胸に刺さることが箱根駅伝がこれほどまでに人気になっていることがわかりました。
全国大会化されればよりハイレベルなマラソン内容を味わうことができるようになるのではないかと思います。
目前に迫った箱根駅伝gあ楽しみで仕方ありませんね。
コメント