狼犬は危ない?本当に性格は臆病なの?日本で飼える?

狼犬(ウルフドッグ)に対してどんなイメージをお持ちですか?

狼っていうぐらいなので危ないイメージがありますよね。日本で買うことはできるのでしょうか。

意外にも狼犬の性格は臆病という情報も見かけます。

狼犬が危ないのか、本当は臆病な性格なのかについてまとめてみました。

日本で飼うことができるのかも気になったので調べてみました。

狼犬は危ない?

 

狼犬はその名の通り、オオカミとイヌをかけあわせた大型犬です。

狼犬の正式な呼び名は決まっておらず、「ろうけん」、「オオカミケン」、「ウルフドッグ」とも呼ばれています。

オオカミの血の割合で性格が変わる

オオカミの血の割合によって性格に差が大きく出てきます。

オオカミの血が25%、50%、75%の狼犬ではそれぞれ、野性味や気性に違いがあり特に75%以上の狼犬はハイパーセントと呼ばれていてかなりオオカミに近いと言えます。

狼犬の性格や特徴について

狼犬は犬よりも自立性が高く、高度な社会性も持っているので仲間意識がかなり強く、自分自身で物事を考えて行動することもあります。

犬と比べても警戒心がかなり強いので、飼い主の思い通りにならないこともあります。仲間意識が強いのでしっかりとコミュニケーションをとって、関係性を気づいていれば飼い主や周りの人をむやみに襲うといったことはありません。

狼犬は犬よりも高い、言語能力・運動能力・嗅覚・防衛能力などを持つと言われていて、そのため狼犬の中でもハイパーセントとなると、飼育やしつけが難しくなります。

これだけを聞くと危険そうなイメージがありますが、作業犬、使役犬、軍用犬、ソリ犬、ベアドッグなどで活躍している狼犬もたくさんいます。

そういう意味では飼い主に対しての忠誠心はかなり高いと言えます。社会性もかなり高いので、しっかりと正しく育てて絆を結んでいれば、たくさんの場面で活躍してくれます。

狼犬は運動量が多く身体能力も高いので、室内で飼育をおこなうのはなかなか難しいです。

ジャンプ力はなんと2~3mもあるので、ちょっとした塀なども飛び越えてしまえるので、お隣さんと隣接している場合も飼育は難しいと言えます。

狼犬は危ない?

狼犬は警戒心が強く、高度な社会性を持っているので、正しく飼育をして飼い主と絆を築き上げていれば人を傷つけたりしません。

ただし、全く危険では無いわけではありません。

実際に狼犬の危険性を象徴するような事件も起きています。2015年、北海道でもともと飼い主だった女性が狼犬にかまれて死亡してしまった事件が発生しています。

「飼い主がいないところに家に侵入者が現れたと判断したのでは」と専門家が推察しています。

狼犬は正しく育てていれば飼い主に従順でありますが、忠誠心が強すぎるが上に飼い主がいないところで第三者と狼犬が一緒にいることが危険であることがわかります。

狼犬は通常の犬よりも警戒心が強すぎますが、その分仲間と認めた者に対しては良好な関係を築こうとし、仲間意識はかなり強いです。

そのため、飼い主を仲間やリーダーとして認めていれば、むやみに人を襲ったりすることがありません。

先ほども述べたように使役犬、軍用犬、警察犬などのように多くの場面で活躍をしています。

 

狼犬は臆病なのか?

狼犬にはオオカミの野性気質があるので、警戒心が強く、かなり慎重な性格をしています。

なので臆病と言うよりも、自然で生き残るための生存本能ということができます。

自然の中で生き延びで行くために警戒心が強かったり、慎重なのは当たり前ですよね。

正しく飼育をしていれば飼い主に対しては従順で個体によっては、普通の犬のような狼犬もいます。

中には、飼い主に甘えてくる狼犬もいるようです。

気をつけておきたいのは、オオカミの血の濃さや、個体それぞれの性格にもよるということです。

飼い主に対しては信頼していても第三者に対しては、警戒心が強いので急に近寄ったりするとかまれてしまう危険があるので注意が必要です。

動物であれば自然な反応と言えますね。

狼犬は日本で飼えるの?

狼犬は現在、法律上で指定されている「特定動物」の中に入っていないので飼うことができます。

ただし、注意しなければいけないことが、各都道府県や市町村が定めている「特定犬」に該当する可能性があります。

狼犬は体重30Kg~40Kg、体長60~70cmとなります(犬種によってはさらに大きい種類もいます)。

都道府県や市町村によっては70cm以上の犬であったり、県知事が指定する犬種など、さまざまな形で「特定犬」が指定されています。

特定犬に指定されているから飼うことができないわけではありません。

おりの中で飼育をする、標識を提示することで飼育自体は認められることができます。

要は周りに迷惑や被害を与えないことが前提となっているということですね。

特定犬に関しては各都道府県や市町村ごとに異なってくるので事前に確認しておく必要があります。

多頭飼いはできるの?

狼犬は警戒心が高いや野性気質があるとご紹介してきましたが、他の犬と一緒に飼うことはできるのでしょうか。

結果から言うと一緒に飼うことができます。

むしろオオカミ自体が群れで行動をする動物なので、周りに誰かがいないと寂しさを感じストレスをためてしまいます。

そのため狼犬を飼う場合は多頭飼いがおすすめされています。

多頭飼いすると、先住犬が家の決まり事などを教えてくれるので、しつけや訓練の負担が軽くなります。(全くしつけや訓練をしなくていいわけではありません)

多頭飼いするうえで気をつけておきたいことは、狼犬は運動量がかなり多いので狼犬の体力についていける大型犬がおすすめです。

まとめ

狼犬は危ないのか、本当に臆病なのかについてまとめさせていただきました。

もちろんオオカミの血が入っているので、野性気質がありますが、正しく育てることで、飼い主と絆を築き上げることができ、作業犬や警察犬などさまざまな形で活躍をしています。

都道府県や市町村にもよりますが、日本でも買うことができます。

見た目はかっこいい狼犬ですが、しっかりと関係性を築いていくことで、かわいらしい一面も持っています。

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